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狼たちの午後

Dog Day Afternoon    1975年
シドニー・ルメット


社会派監督シドニー・ルメットが実話をもとに映画化。

舞台は72年、ニューヨークのブルックリン。

うだるような蒸し暑い日の午後、三人の男が銃を持ち、銀行に押し入るところから物語は始まる。


無計画極まりない杜撰な犯行で、 冒頭から仲間の1人は怖気づいて逃げ出す始末。

残ったソニーとサルの2人は後戻りできなくなり、そのまま計画を実行。

しかし無計画なまま押し入ったため、段取りも悪く、もたもたしているうちに警官隊に包囲されてしまう。

そのうちマスコミも駆けつけ、事件は劇場型犯罪へと発展していくことになるのだが。

逃げるに逃げられない状況になり、 ソニーとサルは銀行員を人質に立てこもり、警察と交渉を始める。

ソニーが交渉のために外に出ると、外野の観衆たちは彼をヒーロー扱いして声援を送る。

ソニーがアティカ刑務所での警官たちによる囚人への弾圧を批判したからだった。

70年代アメリカの大都市ニューヨークのリベラルな空気を感じる印象的なシーン。

思い通りにいかない犯行、クーラーのきかない蒸し暑い行内、人質たちの緊張感のなさ。

そしてソニーの母親も妻もゲイの恋人も自分のことばかりで、ソニーを苛立たせる。


「君は冷静だ。サルは始末する。」

FBIの意味深な言葉から舞台は夜の闇の中へ。

そしてラストまで一気に加速していく。

アル・パチーノの熱演はもちろん、ジョン・カザールの存在感も際立ちます。

饒舌なソニーに対し、サルは頭は弱いけれど無口で何をしだすかわからない、不気味な雰囲気があります。

シドニー・ルメットが社会派の力量を思う存分に発揮し、最後まで緊張感が途切れることのない素晴らしい作品に仕上がっていると思います。

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1018

Author:1018
なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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