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暗黒街の弾痕

You Only Live Once   1937年
フリッツ・ラング


フリッツ・ラングの渡米第2作。

初めて実在のお尋ね者カップル、ボニーとクライドをモデルにした作品だそう。

私はアメリカン・ニューシネマの傑作「俺たちに明日はない」が大好きで、こちらもボニーとクライドの物語だったので、見比べといった感じで見ました。

そして結論としては、どちらも素晴らしかったです。
が、クライマックスシーンは「俺たちに明日はない」より、胸に迫るものがありました。

主演の2人ですが、30年代のヘンリー・フォンダは線が細いけど、なかなか美男ですね。
シルヴィア・シドニーは美人じゃないけど、健気でかわいかったです。



刑務所に入所中のエディーは恋人のジョーの上司のおかげで出所し、晴れてジョーと結婚する。

彼は心を入れ替えて働こうとするが、前科者ということでホテルを追い出され、仕事もクビになってしまう。

そんな時、エディーの昔の仲間が銀行強盗を働き、現場にエディーの帽子を置いていったことでエディーが疑われる。

彼は捕まり、裁判で有罪判決を言い渡されてしまうことに。

ジョーは無実なら大丈夫だと、彼を自首させたことを悔やみ、そんな彼女にエディーは俺を愛しているなら銃を手に入れろと指示する。

死刑執行の前日、ジョーは銃を持って刑務所に行くが、神父にばれてしまい、銃を取り上げられてしまう。

しかし別の協力者が、エディーを脱獄させようと彼に銃を渡していた。

エディーは人質を取り、門を開けろと要求するが、その直後に銀行強盗事件の真犯人の死体が乗った車が見つかり、エディーは恩赦になるという電報が入る。

しかしエディーはそれを信じようとせず、説得しようとした神父を撃って逃走。

あとで恩赦が真実だったと知ってショックを受けるエディーと、今度は絶対に離れないと決めたジョーは2人で一緒に逃げることを決意する。

そしてガソリンスタンドを襲いながら逃亡を続ける2人には、やがて懸賞金がつくようになる。

逃亡中に生まれた子供を姉に預けて2人は逃げ続けるが、密告者の通報により国境を目前にして2人は射殺される。

先に撃たれた妻を抱いて、エディーが逃げるシーンが悲しい。

ヘンリー・フォンダの絶望の演技と、シルヴィア・シドニーの希望の演技の対比が鮮やか。

片方が死ねば、片方も生きられないカエルの話が印象的です。

ジョーの死に際の「あなたと生きたい。何度でも。」という台詞には鳥肌が立ちました。

たとえ犯罪者であっても、これほど深い絆で結ばれた恋人同士には憧れすら感じてしまいます。

全然ジャンルが違いますが、なんとなく「阿部定事件」を思い出してしまいました。
これもまた、一般常識からは到底受け入れられない事件ですが、究極の愛の形でしょう。

ちなみに「007は二度死ぬ」の原題「You Only Live Twice」は、こちらの作品から取ったものだそうです。



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なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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