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うたかたの戀

Mayerling    1936年    アナトール・リトヴァク



古い映画なので、邦題の「恋」が難しい方の「戀」になっています。


テレンス・ヤング監督のオマー・シャリフ&カトリーヌ・ドヌーヴ版よりも断然、こちらのほうがいいですね。

シャルル・ボワイエと19歳のダニエル・ダリューという顔合わせです。

オーストリア=ハンガリー帝国ハプスブルク家のルドルフ皇太子と、男爵令嬢マリーの情死事件を基にしたストーリー。



政略結婚をさせられた主人公のルドルフは、社会主義活動をする学生らと交流しており、それをよく思っていない首相に常に監視される日々を送っている。

彼はそんな不自由な毎日を酒と女で紛らわしていた。

そんなある日、ルドルフは公園で見かけた美しい娘に声をかける。

互いの名前も知らないまま、劇場で再会した二人は客席越しに惹かれ合う。

美しい娘の名前はマリー。

ルドルフのいとこの計らいでマリーは宮殿に連れて行かれ、二人は人目を避けて会い続けることになる。

それは公然の秘密となり、首相の謀略でマリーはルドルフから遠ざけられ、ルドルフは以前よりも荒んだ生活を送るようになる。

マリーが戻り、ルドルフは教皇に離婚の申し出をするが、当然受け入れてもらえない。

父である皇帝にはこれ以上会えばマリーを僧院に入れると言われ、ルドルフは二十四時間の猶予をもらう。

その夜の舞踏会で、皇帝や貴族たちの前で堂々とルドルフがマリーにダンスを申し込むシーンが潔い。

「戻れない遠い所へ行く。」と言うルドルフに同意したマリーは、密かに馬車でルドルフのいるマイヤーリンクに向かう。


ラスト、ルドルフがマリーの手を握るシーンがゆっくりで、テレンス・ヤング版と微妙に違います。

舞踏会で誰もが皇太子妃に頭を下げる中でマリーだけが毅然と立ち、妃を見るシーンが美しく印象的です。


普段はカトリーヌ・ドヌーヴびいきの私ですが、こちらのマリー役に関しては断然、ダニエル・ダリューがいいです。

同じ作品の同じ役をやったダニエル・ダリューと、カトリーヌ・ドヌーヴですが、考えてみると二人は「ロシュフォールの恋人たち」で母子の役をやっていましたね。

月日の流れを感じます。

ダニエル・ダリューは生涯現役のようで、かなり高齢になっても映画に出続けているみたいです。

シャルル・ボワイエの演じたルドルフも、もちろんよかったですよ。

そして、ウクライナ出身という珍しい経歴のアナトール・リトヴァク監督ですが、実は晩年の「さよならをもう一度」と「将軍たちの夜」しか見ていなくて、あまり印象がないんですよね…

かなりいい作品を発表しているみたいなんですけど、なかなか見る機会がなく残念です。

バーバラ・スタンウィック主演の「私は殺される」が見たい。

NHKBSで放送してくれたらいいんだけどな。

いつものように脱線してますが、身分というどうしようもない壁に阻まれ、恋愛を成就できなかったこの物語の二人。
実在の事件を基にしているというところにリアリティーがあって、胸に迫るものがありました。
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なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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