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セント・マーティンの小径

St. Martin's Lane(The Sidewalks of London)     1938年
ティム・ウィーラン


ハリウッド大作「風と共に去りぬ」に出演する前のヴィヴィアン・リーのイギリス時代の作品です。



大道芸人チャールズは売上を盗んだスリの女、リバティに芸の才能を感じ、彼女を警察に突き出すことなく雇って家に住まわせる。

そしてリバティはチャールズの仲間と共に、大衆の前で歌を歌ったり、ダンスしたりするようになるのだが、大道芸に未来はないと家を飛び出してしまう。

煙草入れを盗んだことで知り合ったハンサムな作曲家に気に入られたリバティは、大劇場に立てることになり、チャールズと仲間を捨てて出ていく。

自分よりはるか年下のリバティを愛して、プロポーズしたチャールズは「自分の顔を見てみたら?」とリバティに暴言を吐かれて絶望し、一人でやっていくと仲間と住んでいた家を出ていく。

一方、リバティはあっという間に大スターになり、自分を拾ってくれた作曲家プレンティスにも横柄に、わがままに振る舞うようになる。

プレンティスは「第二のチャールズになりたくない」とリバティとの結婚を拒む。

仲間たちと別れて家を出た後、落ちぶれたチャールズは、ファンたちに取り囲まれるリバティのそばに行こうとして暴れ、彼女に気づかれることもなく、取り押さえられて刑務所に入れられる。

出所後、盲人のフリをして金を恵んでもらうまでに落ちぶれていたチャールズは、リバティに見つかり、舞台で小さな役があるからとオーディションに連れてい行かれる。

しかし、チャールズは自分は芸人だから無理だと去っていく。

リバティは周囲を取り囲むファンたちの目も気にせずに、泣きながらチャールズの後を追う。

しかし、劇場の内と外に分かれた二人の人生は、もはや交わることはなかった。

リバティを劇場に帰らせたチャールズは吹っ切れたように元の自分に戻り、芸人仲間のところへ帰っていくのだった。


リバティが過去にひどい仕打ちをしたチャールズを本気で心配して、泣いて彼を追いかけるシーンはグッときます。

男を踏み台にしてのし上がっていく女の話ですが、リバティは最後に人間らしい情を見せます。

成功した後の余裕なのかもしれませんが、涙は本物だという感じです。

本作ではかわいそうすぎる男を演じたチャールズ・ロートンですが、彼はいつどの時代に見ても風貌が変わらず、常に太った中年のおじさんといった感じです。

風貌が変わらないのはある意味すごいです。
ある意味、究極の役者魂です。

というか、若い頃から単に見た目が老けてるだけかな(笑)

確かに彼は若くて美人のリバティとは釣り合いが取れません。

リバティ役のヴィヴィアン・リーですが、本当にたくさんのいい作品に出ています。

「風と共に去りぬ」が一番有名ですが、私は「セント・マーティンの小径」の他に「哀愁」や「アンナ・カレニナ」、「欲望という名の電車」、「愚か者の船」の方が好きですね。

その美貌が演技を邪魔していると言われたほどの美人ですが、若い頃の美しさを売りにした役、年齢を重ねた後の鬼気迫るような役、両極端な二つの顔を演じられるすごい女優です。

本作はヴィヴィアンの魅力とロートンの哀愁を最大限に引き出した名作です。

でもティム・ウィーラン監督って、他の作品を全く知らないんですよね。

というか、ティム・ウィーランという名前自体初めて聞いた……

こんないい作品を撮っているのに、全くもってマイナーというか、現存する作品があまりないんでしょうか。

この人の作品をもっと見たい!
見たことあるよって方はぜひ感想を聞かせてください。
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Author:1018
なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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