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ジャッカルの日

The Day of the Jackal   1973年    フレッド・ジンネマン





 NHKBSで「ジャッカルの日」が放送されると知り、小躍りしました。

かなり前に見たため、面白かった印象は残っていたのですが、内容の詳細を覚えていなかったからです。

いつもあまり興味のない作品を放送しているNHKBSのナイスチョイスに感謝しました。

というのも、最近はCSもWOWOWも解約してしまったため、映画を見る機会が激減したからです。

なぜ解約したのかというと、WOWOWのあまりの膨大な放送量について行けず、映画を見ることが苦行のようになってきたからです。

なので今回は義務感ではなく、純粋に映画を楽しむことにしました。





第二次大戦後、急速に影響力を失ったフランス。

一応、戦勝国の仲間に入れてはもらったものの、事実上、戦争に勝ったとは言えない状況だった。

これ以上、戦争を続ける国力はなく、新しく大統領に就任したシャルル・ド・ゴールはアルジェリア戦争を終結させると決断した。

フランスはアルジェリアの独立を認め、軍は撤退することになるが、軍人を始めとする右派はこの決断に不満を持ち、大統領暗殺を狙って地下組織OASを結成した。

彼らはテロリストとなり、政府転覆をはかるが、
彼らの情報は内部のスパイにより情報当局に筒抜けで、暗殺はことごとく失敗に終わっていた。

そんな状態に業を煮やしたOAS幹部は、外国人ならマークされないのではと考え、英国人の暗殺者を雇う。

その男のコード名はジャッカル。

ジャッカルは高額な報酬を要求、念入りな下調べをもとに着々と計画を進めていく。

しかし、フランスの情報当局はOASのメンバーを拷問し、「ジャッカル」、「金髪」、「外国人」というキーワードを聞き出す。

その手がかりを頼りに、顔もわからない暗殺者を当局は全力を挙げて探すのだが、英国の協力により一人の男が捜査線上にあがる。

その男はドミニカ共和国大統領の暗殺に関与し、
その後、消息を絶っていた。

その情報をもとに、フランス当局はジャッカルを追い詰めていくのだが……


話の途中までは史実、その後の部分はフィクションです。

この小説が発表されたのが1971年。
映画が公開されたのが1973年なので、間髪を入れないタイミングでこの作品は映画化されています。
製作者は目のつけどころが早い。

この原作は世界中に愛読者がいて、なんと実在の暗殺者もこの作品を読んでいたとのこと。

イスラエルのラビン首相を暗殺した男のカバンの中にも、この本が入っていたそうです。

フィクションでありながら、この小説の影響力は凄まじいです。

前半、冷酷な暗殺者であるジャッカルは、ほとんど表情を変えません。
凄腕のプロである彼には感情というものが存在しないのかと思いましたが、自分の正体が当局に知れたとわかり、次第に動揺する表情を見せていきます。

どんなに場数を踏んでも、そこはやはり人間ですよね。
どこまでも冷静ではいられない。

そんなジャッカルと、当局の頭脳戦は見応えがあります。
ジャッカルとは一体何者だったのか、謎が残るラスト。

ところで、ストーリーとは何の関係もないですが、60年代が舞台ということで、道行く人々のファッションがおしゃれです。

私としてはそんなところも楽しみながら見ました。

メガホンを取ったフレッド・ジンネマンも好きな監督ですが、以前から苗字が気になっておりました。

調べたら彼もユダヤ系でした。
なるほどハリウッドは、ユダヤ系の活躍ぶりに支えられています。

ジンネマンの最後の作品になった、「氷壁の女」も好きでした。

とにかく、いくら文章を書いても、実際に見てみるのが早いと思います。

ノンフィクションではないかと思うほどの緊張感に満ちた秀作です。
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Author:1018
なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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