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地獄に堕ちた勇者ども

ついこの前、髪の色を黒くしたら職場で「なにか心境の変化でもあったの?」と聞かれました。

別になんの心境の変化もありません。

一時期、ビヨンセ並の金髪だったので、その反動で黒にしただけです。

確かに自分で見ても、全く似合ってない気はしているので、他人目線だとなおさら違和感があるのかも……

また別の日に職場で「好きな男の人のタイプは?」と聞かれたので、とっさに「かっこいい人です。」と答えてしまいました。

こんな幼稚な答えを言うのは、せいぜい十代まででは……

言った直後に訂正しようかと思いましたが、なんとなく訂正できない感じになってしまいました。

職場の人に悪印象を与えてしまった気がします。

「タイプは優しくて誠実な人です。」と言うのが正解だったのですが、そんな月並みな答えをしても…と一瞬、頭が働いたような気がします。

あとで冷静に考えて正解は「仕事ができる人。」でした。

裏返すと「できない人が嫌。」ということになってしまいます。

こんなことを言うと、せっかくブログを見てくれている方々にさらに悪印象を与えてしまいかねません。

自分も仕事ができないわりに上から目線です。

別にこんな話はどうでもいいんですけど、話を戻すと黒髪が似合わなさ過ぎて自分でもびっくりしました。

すぐにでも茶色に戻したいですが、十代から痛めつけ続けてきたので髪が悲鳴をあげています。

毛根が死にそうです。

そのうち、スカルプDの世話にならないといけないのでは。

ひどいときは月に4回も髪の色を変えたりしていました。
けっこう最近のことです。

髪はもともと死んだ細胞だから、一度痛むと治らないらしいんです。

それにしてもかなり深刻な状態です。
ヘアケアでなんとか、というレベルではないです。

地肌からなんとかしないと、そのうち取り返しがつかなくなりそうです。

いい育毛剤をお使いの方は、ぜひご一報を!


往年の名作が続きます。
私の中では満を持しての登場です。

今まで何度も書こうと思っていましたが、なかなか手をつけることができませんでした。

ヴィスコンティのドイツ三部作の一作目。
監督の滅びの美学が集約された映画です。

第三帝国(来たるべき理想の国家)の隆盛と共に、
崩壊に向かっていく鉄鋼一族の物語。

原題は「神々の没落」


La Caduta degli dei (The Damned)     1969年   ルキノ・ヴィスコンティ 







1933年、ナチスの台頭するドイツ。

プロイセン出身の貴族で鉄鋼財閥であるエッセンベック家では、家長ヨアヒムの誕生日パーティーが開かれていた。

その席で心ならずも事業を守るため、ヨアヒムはナチスを支持することを発表する。

その夜、国会議事堂放火事件が起こり、それを口実にナチス親衛隊が屋敷に踏み込んでくる。

反ナチス主義の重役、ヘルベルトを逮捕するため。
彼は処刑される前に国外に脱出するのだが。

その混乱の中、フリードリヒは当主のヨアヒムを殺害。

フリードリヒは平民出身の成り上がりの重役だった。

彼は愛人であるゾフィーの力を借りて、エッセンベック家の支配を画策していた。

ヨアヒムの後継をめぐり、突撃隊員に所属するコンスタンティンは、自らがふさわしいとフリードリヒをけん制する。

ヨアヒムの遺産を引き継ぎ、筆頭株主になったゾフィーの息子マルティンは懐柔され、フリードリヒを社長に指名する。

その頃マルティンは安アパートに通い、安っぽい女との情事に耽っていた。

彼はまた小児性愛者で、アパートの隣の部屋に住んでいた貧しいユダヤ人の少女を強姦し、自殺させる。

コンスタンティンにその弱みを握られた彼が取った生き残る方法とは、ナチスと手を組むことだった。

ナチス親衛隊のアッシェンバッハは、一族内の激しい権力闘争をうまく利用し、エッセンベック家を取り込もうとしていた。

エッセンベック家は「事業を守るため政治には逆らえない」。
ナチスは「戦争を続けるには鉄が必要」。

両者の激しい主導権争い。

ドイツ全体ではナチスと突撃隊の熾烈な主導権争い。
そして血の粛清により、ドイツはナチスとして統一されていく。

最後に笑うのは一体誰なのか。
混乱と狂騒の中、権力を掌握したのは…

この映画は全てがすごいですが、なかでもイングリッド・チューリンとヘルムート・バーガーの存在感は特筆すべきです。

この2人の前にはダーク・ボガードとシャーロット・ランプリングもかすんで見えます。

イングリッド・チューリンが演じたゾフィー。

滑稽なほどの白塗りをした仮面の下には、自らの権力欲のままに男を操るという、恐ろしい悪女の姿が垣間見えます。

イングマール・ベルイマンの作品で国際的な女優になった彼女は、とにかくアクの強い人です。

そして圧倒的な迫力を持つ人です。

そしてこの作品の中で最も重要な人物の一人、マルティンを演じたヘルムート・バーガー。

ヴィスコンティのお気に入りだったという端正な顔立ちに、外見のイメージと違う欧米人にはめずらしい平べったいトーンの声。

彼の存在はこの映画になくてはならないものです。

性的異常者であるマルティンがマレーネ・ディートリッヒを真似て歌い踊るシーン、母親に対する憎しみを爆発させるシーンは、この作品の中でもひときわ異様な雰囲気を漂わせています。

権力を掌握する過程で生き延びる者。
その戦いに敗れ、消えていく者。

ラスト、エッセンベック家の屋敷にはハーケンクロイツが掲げられます。

これはドイツが完全にナチス一色に染まったということの象徴でもあります。

そのただならぬ不穏な空気。
この映画にはヴィスコンティの美学が詰め込まれています。

豪華絢爛たる映像、圧倒的な迫力であの時代、ナチスがドイツ全体を覆い尽くした時代を描ききっています。

激しい権力闘争の末、崩壊していく鉄鋼一族の末路。
そして権力に憑りつかれた人間たちの手段を択ばない壮絶で醜い争い。

この作品は今まで観た映画の中でも特別な一本です。
ヴィスコンティ作品の中で一番好きです。

映画製作において妥協を許さなかったいヴィスコンティの、魂が感じられる渾身の力作です。

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1018

Author:1018
なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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