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リトル・ミス・サンシャイン

この前、ネット上に顔写真を載せていると悪用される危険性があると聞いたので、慌てて顔写真を削除しました。

なんとなく顔写真がある方がリアリティがあっていいかなという軽い気持ちで写真を載せ続けていたのですが、3年以上もネットに顔をさらし続けていたので、すでに悪用されているかもしれません。

Twitterに顔写真を載せられるとか、エロサイトに載せられるとか、変なことに使われてたらどうしよう。

一度掲載された写真は半永久的に削除できないそうです。

不安です。

そんな簡単に写真をコピーできるとは。
自分で試しにやってみたら、あっさりコピーできてしまいました。

ネットって怖いですね。

そんなことに気づかず、写真を載せつづけていた自分の危機管理の甘さも怖い。

Twitterやらmixiやらに顔写真を載せられて悪口を書かれることもあるそうです。

怖すぎる。

そういわれてみたら、誰もブログに顔なんて載せてないか。

写真がないとどんな人が書いているブログかわからないので、プロフィール欄が空いているのは多少寂しいですが、これからは顔なしの状態でブログを続けていきます。

今後ともよろしくお願いいたします。




Little Miss Sunshine    2006年    ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス


この作品、期待せずに観たのですが、これがめちゃくちゃよくて即DVDを買いに走りました。

ジャンルでいえばヒューマンコメディで、ロードムービーでもあります。





ニューメキシコ州に住むフーヴァー一家。

一家の柱?である母親のシェリルが、病院に兄のフランクを迎えに行くところから物語は始まる。

フランクはゲイで、恋人に振られたショックから自殺未遂を起こしていた。
彼はプルースト学者でもある。

シェリルは兄を心配して家に連れ帰るのだが、そこにいた家族たちはというと……

シェリルの夫であるリチャードは勝ち組になることに執着しており、持論をまとめた本を出版しようとしている。

息子のドゥエインはニーチェに傾倒し、パイロットになるまで沈黙の誓いを立てているので、一言もしゃべらない。

リチャードの父であるエドウィンは不良老人で、
いまだに女やドラッグにハマっていて施設を追い出されている。

そして純真で、そんな祖父が大好きな幼い娘のオリーヴ。
彼女はミスコンで優勝することを夢見ている。

そんなある日、オリーヴは少女向けのミスコン、
「リトル・ミス・サンシャイン」の地方選抜への出場権を獲得した。

一家は旅費を心配しつつも、オリーヴのために黄色いボロボロのワーゲンに乗ってミスコン会場に向かうことになるのだが…

旅が始まったと思うとすぐに、ワーゲンのクラッチが故障してしまい、一家は協力して後ろから車を押しながら発進させて一人ずつ車に飛び乗り、時速20マイルで旅をつづけることになる。

道中、リチャードは仕事の契約を取り付けることに失敗し、シェリルと夜通し口論に。

次の朝、モーテルでエドウィンが起きなくなる。
病院に連れていくのだが、手遅れだった。

「ミスコンに間に合わないから、しばらく遺体を預かっていてほしい。」と、一家は病院側に頼むが「それは遺体の遺棄に当たるとして州法で認められない。」と、あっさり断られる。

時間がない。

エドウィンはオリーヴがステージに上がるところを見たがっていた。
そして一家は団結して、エドウィンを無断でワーゲンに運んで出発する。

波乱に満ちた旅が終盤にさしかかった頃、ドウェインが色弱だったことが発覚する。

色弱だとパイロットにはなれない。

ショックで車を飛び降りた彼は叫びながら、家族を罵倒する。

「もうたくさんだ!離婚、破産、自殺!」

そのあと、オリーヴになだめられて我に返ったドウェインはみんなに謝り、再び車に乗り込む。

しかし、ミスコンの受付にもう間に合わない!

「最後まであきらめない!」と、リチャードは必死でボロ車をとばし、そのまま会場に突っ込むが、数分前に受付は締め切られたところだった。

リチャードの懇願により、なんとかオリーヴはコンテストに出場できることになるのだが、他の出場者を眺めるとレベルが違いすぎる。

リチャードは「娘が恥をかいて傷つくだけだ!オリーヴの出場を辞めさせろ!」と言い張るが、シェリルは「本人の好きなようにさせるべきよ!」と、また口論に。

コンテストはさながら、愛玩動物の品評会のようなムードを漂わせている。

ドウェインは「妹が採点されるなんて許せない。」と出場をやめさせようとするのだが、オリーヴは自分の意思で最後までコンテストに出場する。

そして、おじいちゃんに振り付けてもらったというダンスを披露すると会場は騒然となる。

主催者は今すぐに卑猥なダンスをやめさせろとリチャードに詰め寄るのだが…


この映画、すべての出演者の演技が最高です。

家族のひとりひとりが個性が強すぎますが、全体的にバランスがよくて、ひとりだけが悪目立ちしていません。

オリーヴを演じたアビゲイル・プレスリンがとにかくかわいいです。
映像のとおりのメガネにお腹の出た幼児体型。そして満面の笑顔。

最新の彼女の映像を見てみたら、美人に成長していてちょっとショックでした。
この映画に出ていた頃の素朴な雰囲気がかわいかったのに……

そしてドウェイン役のポール・ダノですが、彼は最高です。
あんな面白いキャラクターはなかなかいません。

冒頭「みんな嫌いだ。」と言っていますが、本当にいいお兄ちゃんです。
彼が最後に見せるノリノリのダンスは面白すぎました。

ストーリー前半では勝ち組に固執して、厳しい発言を繰り返すリチャード。

仕事が失敗したあたりから憑き物がとれたかのように温厚になり、家族の中心となってみんなを団結させます。

こちらも本当にいいお父さん。

ゲイながら物静かで知的なフランク。
ゲイ差別発言、エロ発言を連発するエドウィン。

エドウィンが途中で死んでしまうところは、ちょっと意表をつかれました。

はたから見れば何一つうまくいっていない負け組の家族ですが、最高の家族です。

こんな家族がほしい。

クライマックスシーンでは涙がでます。

バラバラだった家族がひとつになる。
本当の家族ってこういうものなのだと、思わせられます。

エドウィンが弱気になったオリーヴに「負け犬っていうのは負けることを恐れて挑戦しないやつのことだ。」というシーン。

この言葉は心に響きます。

そして、全く仕事がうまくいってないにも関わらず、勝ち馬にこだわるリチャードの「謝るのは弱い証拠だ。」という言葉にハッとさせられました。

自分もすぐに「すいません。」と言ってしまってる気が。
確かに自分が悪くないことまで謝る必要はない。

コメディという形でありながら、この映画にはいくつかの名言がありました。

こんなすばらしい映画を撮った2人の監督ですが、夫婦だそうです。
だから家族の絆をテーマに、こんな素晴らしい映画を作れたのかもしれません。

それにしてもデビュー作にして、これほど完成度の高い映画を撮るなんて、すごいの一言です。

ジャンルが違いますが、デビュー作がすごかったのは「once/ダブリンの街角で」のジョン・カーニー以来では。

以来というか、調べたら同時期の作品でした。

次回作への期待は嫌でもあがります。

こんなに面白くてかつラストに泣ける映画なんて「幽霊紐育を歩く」以来、滅多にありません。

「幽霊紐育を歩く」は約70年前の映画です。

時代があきすぎです。

批評家の間ではこの映画は賛否両論、真っ二つに分かれているようですが、この作品の一体どこに批判する余地が?

酷評するのは勝ち組の証拠?

勝ち組だけが幸せなわけじゃない。
負け犬だって幸せなんだ。

そもそも世の中の勝ち組と負け組なんて誰が決めたわけでもない、全ては心の持ちようなのでしょう。

しみじみとそう思わせられる最高の映画です。


追記  ↓なぜか急に本文の下に意味不明なスポンサーサイトというのが表示されていますが、すごく嫌なので、誰かこれの消し方を教えてください。
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なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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