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風と共に去りぬ

Gone With the Wind    1939年     ヴィクター・フレミング



世間は長いゴールデンウィークです。
しばらくぶりに、やっとまともに映画の感想が書けました。





アメリカが南北戦争に突入した時代。

忍び寄る戦争の影など何ひとつ気にせず、無邪気にアシュレーという男を追いかけていた主人公のスカーレット。

男はみんな彼女に夢中だが、一番欲しいものは手に入らない。

スカーレットはアシュレーを愛していたが、アシュレーはメラニーと結婚する。
メラニーは控えめで穏やかで、寛容な心の持ち主だった。

スカーレットは自分と正反対の性格で、アシュレーと結婚する彼女を当然のごとく嫌っていた。

そんな気性の激しいスカーレットの前に、レット・バトラーという謎の男が現れる。

初対面で激しい気性を見抜かれたスカーレットは以降、彼を嫌うようになる。

レットは現実主義者で、常に利己的、両軍の戦力の差を最初から把握していた。

そんな中、戦争は始まる。

南部は自分たちが勝つと当然のごとく、信じて楽観していた。

戦地に赴くアシュレーは、スカーレットに妻のメラニーを頼むと言い残す。

彼女は彼との約束を守るため、
戦火の中、身重のメラニーを連れて逃げる。

が、徐々に敗走して後退していく南軍。

そして、圧倒的な力の差によって敗北。
古き良き南部は消滅し、スカーレットはすべてを失った。

彼女の父はいつも、土地は何物にも代えがたいと言っていた。

スカーレットはこの先、一生飢えたりしないと神に誓う。
故郷の土地を守り、強く生き抜く決心をした。

貧しいのは嫌、二度と飢えたくないスカーレットは、他人にどう見られようと気にせず、女だてらに男勝りに商売を切り盛りし、お金のために愛のない結婚すらした。

そんなスカーレットの前に度々現れるレット。
レットは自分たちはよく似ているという。

彼を毛嫌いして罵るスカーレットと、それを余裕を盛って受け止めるレット。

独身主義者のレットだったが、彼はスカーレットにプロポーズし、スカーレットはとうとう、プロポーズを受け入れるのだが…

それは波乱万丈な生活の幕開けだった。

気性の激しい2人は、しばしば激しく対立する。
2人の間には子供が生まれるが、溝は埋まらない。

レットはスカーレットがいまだ、アシュレーを思っていることにうんざりしていた。

スカーレットは結婚後もアシュレーを追い続け、
メラニーに忠誠を誓ったアシュレーはスカーレットを拒み続けた。

スカーレットとレットは、いがみ合いながらも子供への愛でつながっていたが、2人の子供を次々と事故で失ってしまう。

不幸は続き、口論の最中に興奮したスカーレットが階段から転落するという事故が起きる。

妊娠していた彼女は流産した。

レットはやり直そうと努力するが、スカーレットは心を閉ざしてしまう。

すれ違ってばかりの2人。

メラニーの危篤を聞き、彼女の元に駆けつけたスカーレット。

彼女はメラニーを看取った後、はじめて自分が愛していたのは、レットだったと気づく。

しかし、その時にはレットの心は冷め切っていた。

2人の心はすれ違い、スカーレットが自分の本当の心に気づいたときには、もう手遅れだった。

レットは冷たい言葉を吐き捨てて出て行くのだが…



ヴィヴィアン・リーが演じたスカーレット・オハラは生命力に満ち溢れ、強く逞しく生きる女性。

彼女は自分の魅力を理解し、それを活用して生き抜いていく術を知っている。

もちろん、人一倍の努力を怠らない。

スカーレットの生まれながらの強さと逞しさは、生命力の弱い私にはとても響きました。

こんな風に逞しく生きていけたら怖いものなしです。

ヴィヴィアン・リーの美人だけど気の強い顔が、とてもキャラクターに合っています。

クラーク・ゲーブルのニヒルな(死語か?)演技も最高で、レット・バトラーという皮肉屋で率直で自信家なキャラクターを見事に体現しています。


そして隠れたキーパーソンであるメラニーを演じたオリヴィア・デ・ハヴィランド。

彼女は美人女優ではなく、美人役をしたこともない地味な存在で、華やかなヴィヴィアン・リーとは正反対に見えます。

しかしながら名女優です。
劇中もスカーレットとは正反対の役どころを演じています。

そしてこの作品、当初は監督はジョージ・キューカーだったそうです。

さらに終盤ではサム・ウッドに交代したようで…

なぜそんな変更が次々とあったのか謎ですが、にも関わらず全編に統一性があります。

統一性のない映画など世に出せないから当たり前かもしれませんが、この3時間42分という長さの大作で、しかも監督がコロコロ変わっているのに、うまくまとまってるのは編集の力が大きいのでしょうか。

そして、この長さにも関わらず観るものを引き込み、一秒たりとも飽きさせません。

この映画は製作年月日を見ても、すごい大作であることがわかります。

やはり、エンターテイメントではアメリカにはかないません。

過去には日本にもすばらしい名作は存在しましたが、今の日本映画界は死んでいます。

まあ、ハリウッドも今はネタ切れで死にかけてるか…

映画好きなら当然、避けて通れない作品ですが、
製作年代が古いため、それほど映画を観ない人はタイトルくらいしか知らないでしょう。

今のCGだらけのハリウッド映画になれている人にこそ、このかつてのハリウッド大作というものを見てほしいです。

この時代はCG技術なんかに頼らなくても、こんな素晴らしい映画が作れた時代なんですよね。


追記:ちなみにこの作品は最近、劇中の奴隷の描き方が美化されていると、黒人団体に訴えられました。
   
ミニ情報です。
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Author:1018
なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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