FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アパートの鍵貸します

やっと寝苦しい毎日から解放され、そして忙しさからも解放され、抜け殻感の強い今日この頃。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

家のHDが撮り溜めにより、パンパンになっていて録画できてない映画がたくさんありました。

ワイラーの「ファニー・ガール」が撮れてない(;ω;)

前に観たときに眠くなったにもかかわらず、「地獄の黙示録」を優先して録画してしまいました。

いや、今観たら昔と印象が違うかなと思って、録画してしまったんですよ……

が、

はたして、あの長尺にまた耐えられるのだろうか…

「地獄の黙示録」を観るのは気が重いですが、NHKBSが2日連続でビリー・ワイルダーの作品を放送してくれました。

前からブログに書こうと思ってたんですが、後回しになっていた作品です。

ビリー・ワイルダー作品は「異国の出来事」以外は全部ブログに書くと言っていましたが、いまだ実現せず(;´∀`)

「深夜の告白」も後回しになっている…(´Д`)

頑張って、ブログペースを上げねば。

で、

こちらの作品。


The Apartment    1960年    ビリー・ワイルダー



ワイルダーのコメディ作品には不可欠の男が主人公です。


そうです。
小心者で不器用な男です。

主人公のC.C.バクスターは、いつも睡眠不足。

彼にはアパートに帰って、ゆっくりと眠れない事情があった。

お人好しゆえに断ることができず、上司からの部屋のレンタルの依頼を毎晩受けていたのだ。

4人の上司の不倫のスケジュールを組んで、部屋を貸す。
彼は常にスケジュール調整に追われていた。

突発的な依頼に対応するため、部屋を追い出されることもしばしばで、慢性的な寝不足と風邪に悩まされていた。

そんな彼の唯一の楽しみと言えば、会社のエレベーターガール、フランに会うこと。

彼は一生懸命にフランに話しかけるが、空回り気味。

バクスターは日頃の功績というより、不倫の手助けが認められて昇進するのだが、また新たな顧客が増えることに。

シェルドレイク部長にも部屋を貸してほしいと依頼されたのだった。

断り切れず、彼は部屋の鍵を渡すのだが、シェルドレイク部長の不倫相手がフランだと知り、ショックを受ける。

部長は妻との離婚話を餌に彼女を口説いていた。

部長が今までも社内の女たちに同じことを言っていたと知ったフランは、バクスターの部屋とは知らずに睡眠薬を多量に摂取。
部屋に戻ったバクスターが彼女の異変に気づき、事なきを得るのだが。

バクスターは彼女に気を使い、献身的に面倒を見るのだが、またしてもフランは部長の口車に乗せられてヨリを戻そうとしていた。

それを知ったバクスターは部長にアパートの鍵を貸すことを拒否して、会社を辞めてしまうのだが…


フランの気を引くために必死なのに、まったく彼女には相手にされない。
不器用で情けない、損な役回りばかりのバクスターが見ていて微笑ましい。

バクスターそのものなイメージのジャック・レモンが主演。
もはやコメディといえばジャック・レモン、この人以外のバクスターはあり得ません。

シリアスな役もやるにはやってますが、まったくもって違和感を感じます。

「おかしな2人」や「お熱いのがお好き」、「ミスタア・ロバーツ」など、挙げればキリがないほどに彼の出た作品は傑作です。

フラン役のシャーリー・マクレーンですが、美人ではなくセクシーでもないんですけど、なんかかわいらしくてほっとけない感じです。

バクスターがテニスのラケットでパスタを湯切りする場面、クリスマスイブに部長の不倫の相手がフランだと知って放心状態で酒場に行き、寂しい女と意気投合する場面が面白いです。

うつろな表情のバクスターと、夫がキューバで刑務所に入れられて一人寂しく過ごす女。

この2人が踊る場面、最高すぎる。

どうやったら、こんな面白いアイデアが出るんだろう。

とにかく私にとって、コメディの巨頭・ワイルダー監督の最高傑作の中の一本です。

というか、ワイルダー好きの私にはワイルダー作品はすべて最高ですが。

ワイルダーのコメディに出てくる主人公たちは、不器用で何をやってもうまくいかない。
でも人情味があって、前向きに頑張る姿にとても共感ができます。

これがスーパーマンみたいな主人公だったら、全く共感できませんから(笑)

不器用で何をやっても空回り。

こういう社会の中では埋もれてしまうような存在にスポットを当て、主人公にし続けることにワイルダーの人柄を感じる気がします。

滑稽だけど暖かい目線で丁寧に描かれた作品だからこそ、たくさんの人の心を惹き付けるのかもしれません。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

 マイ・ブログへの訪問、ありがとうございました。今日も秋晴れの爽やかな天気になりました。青空が一層きれいに見えますw-。
 休みが続くので、愛用のチャリでサイクリングしたり、弓を引くので弓道場に行ったり、レンタル店でDVDをあれこれ選んでこようと思います。
 名作、新作、準新作を手当たり次第に漁ってみようかなと、笑い。そのうちの幾つかは、またブログアップします。そんな「心のゆとり」が大事かな?とも。

「地獄の黙示録」、しんどい作品ですねえ。でも観出だしたら止まらない、そんな感じです。アメリカがヴェトナム戦争の泥沼にはまり込み、どうしようもなくもがいている?そんな時期の作品としても評価されるのでは?とも私は思っています。そして、慰問団のガール=プレイメイトたちの描き方の滑稽なこと?こんな茶化したシーンもブラック・ユーモアですよねえ。
 つい、自分の感想をしゃべってしまってごめんなさいね。ワイルダー論や、ジャック・レモンの話の脈絡なのにい、笑い。
 監督の作風としては、私の好みは、「ウェストサイド」のロバート・ワイズ、そしてジャームッシュ、ウディ・アレン、初期のソダーバーグです。ヒッチコックはミステリ好きなのでもちろんですw-。

こんばんは!

弓道ですか!

私、子供の時、空手習ってました(笑)

昨日は高野山に行って、新鮮な空気を満喫してきましたよ(^▽^)

「地獄の黙示録」、あんまり見たくないんですよね(笑)

アメリカ映画に描かれるベトナム戦争は、血と泥とむせかえるような湿気という感じで、
イラク戦争の、「砂と近代兵器」とはまったく違う印象です。

あっ、プレイメイトのシーン、ありましたね(笑)

ロバート・ワイズもいいですよね!

ジム・ジャームッシュや、ウディ・アレンですか!

ウディ・アレンは、軽やかなコメディといった感じで、
ハズレがない監督ですね♪

ジャームッシュは、最近は見てないです…

80年代のは好きでした(*^^*)

ソダーバーグの初期と言うと、どんな感じでしたっけ?(´Д`)

「トラフィック」は確か、彼ですよね…

ソダーバーグも最近、おとなしいですね…(@_@;)



プロフィール

1018

Author:1018
なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。