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奇跡の人

えっ!!?

NHKBSがせっかく放送してくれた「第七の封印」が録画できていない!!?

10日前から心待ちにしてたのにーーーー!!!

o(*`ω´*)o!!!

私の好きな監督であるイングマール・ベルイマンの作品なのですが、いきなりDVDを買うことにためらいがあったため、いつかNHKが放送してくれるだろうと何年も淡い期待を寄せていた作品でした。

番組表にこの映画が載っているのを見つけたときは、なんか懐かしい知人に出会えたような既視感でした(笑)

それなのに……

しばらくこのダメージから立ち直れにありませんが、とりあえず気を取り直して本題に戻ります。

「奇跡の人」です。

まさにタイトル通りの奇跡の人の物語です。


the Miracle Worker      1962年
アーサー・ペン



目が見えない、耳も聞こえない聾唖者として生まれてきたヘレン。
彼女は親に甘やかされるがままに好き放題に育ってきた。

両親は娘をどう扱ったらいいのかわからず、様々な医者に見せるが、誰も引き受けてはくれない。

施設に入れることも検討していた両親は最後の頼みの綱として、ある家庭教師を雇う。

派遣されてきたのは極度の弱視で、教師の経験のない若い女性、サリバンだった。

頑固なヘレンの父、アーサーは厳しい教育方針のサリバンに最初からいい感情を持たない。 
いつも彼女と衝突し、クビにしようとするのだが…

サリバンは障害者だからという理由でヘレンを特別扱いして、無責任な同情と憐れみを持つのは余計にヘレンをダメにするだけだと考えていた。

サリバンは自身も視覚障害を患っており、何度も手術を受けた末、ようやくわずかな視力を得ていた。

だからこそ、ヘレンを何とかしたいという気持ちを強く持っていたのだ。

物語の中盤、サリバンとヘレンの戦いともいえるほどの凄まじいやり取り。

わがままで癇癪持ちのヘレンの心をどうすれば開くことができるのか。

言葉があれば世界は開けると信じて、サリバンはアーサーに与えられた二週間の猶予の間、必死でヘレンの心に近づこうとするのだが…

裕福な家庭に生まれ、何不自由なく甘やかされて育ったヘレンとは違い、サリバンは孤児で精神病患者だらけの人間の住処とは思えないような施設で育ち、足の悪い弟を亡くした過去があった。

そういった境遇から、彼女はヘレンをそんなところに放り込みたくないと必死で戦う。
それは自分との戦いであり、どうすればヘレンに光を与えることができるかという葛藤と挑戦だった。

教師の経験などない若いサリバンは苦しみ、悩みながらも手探りでヘレンの心に近づこうと必死の努力をする。
そして彼女はとうとう、ヘレンと外の世界をつなぐ架け橋となっていくのだった。


あまりに有名なヘレン・ケラーの物語。

今作ではヘレンはもちろんのこと、徹底して教師であるサリバンにスポットを当てています。

ヘレン・ケラーという人の存在がここまで有名になったのも、サリバンの存在があってこそのことで、サリバンに出会っていなければヘレンは一生自分の殻にこもったまま、外の世界を知ることもなく人生を終えていたかもしれません。

それにしても、ヘレン役のパティ・デュークがすごすぎる。
子供なのにこんな演技ができるなんて…

当然ながらアカデミー助演女優賞を受賞しています。
受賞してなきゃ、アカデミー会員に苦情が殺到するレベルの演技です。

ちなみにアカデミー主演女優賞を獲得したのは、サリバン役のアン・バンクロフト。
こちらも他のアカデミー候補者を寄せつけない迫力の演技でした。

サリバンがヘレンに食事のマナーをしつける場面。

まるで獣のように手掴みで食事し、椅子に座らせようとするだけで暴れまわるヘレンを相手にするのはまさに野獣を躾るがごとくで、息詰まる戦いです。

そして、最初は単なる物真似で意味も分からずに指文字を使っていたヘレンが、とうとうその意味を理解する場面は感動的です。

本当の意味でサリバンと心を通わせ、ヘレンがこの世界とつながった瞬間でした。


監督を務めたのは「俺たちに明日はない」のアーサー・ペン。

私は「俺たちに明日はない」が大好きで、ブログ開設初期にこの作品の感想を書きましたが、彼はこんなにも毛色の違う素晴らしい作品も撮っていたんですね。
しかも監督デビューして二作目でこんな代物を撮ってのけていました。

脱帽の一言です。

あまりに有名な実在の人物であるヘレン・ケラーとサリバン先生の物語。

素晴らしくヒューマニズムに満ちた必見の一本です。
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ヘレン・ケラー女史、来日していますよね。彦根生まれの義母が知っていると話していました。昔の高等女学校の頃に講演を聴いたそうです。古い話ですが、それだけ世界中に感銘を与えたということですよね。
 映画は昔観た覚えがあります、教育映画として。でも異様な迫力があったことは覚えています。細部は記憶にありません。再度鑑賞する必要がありますねえ。因みに、ヘレン・ケラーさんらの影響もあって、日本は障害児教育(目や耳や何らかの障害をもっている子どもたちの教育。今は特別支援と呼ぶそうです)の学校は、先進的だと聞いています。すごいことですねえ。

お返事遅れましたー(@_@;)

えっ!

ヘレン・ケラー、来日してたんですか?

なんて、タイムリーなタイミングで映画を見ていたんだろう(笑)

なんかもう、本当にこんな人がいると思うと、
自分はもっと、いろんなことに感謝しないといけないなーと思ってしまいます(;´・ω・)

映画、素晴らしかったです!

私もDVDを買って、何度も見たいと思っています((´∀`))
プロフィール

1018

Author:1018
なかなか映画の話が合う人がいないので、
ここに、好き勝手いろいろ書いていこうと思います。
いいと思った映画しか載せないので、
ここに書いているのは、全部お薦めです!
たまに映画から脱線していますが、気になった映画は是非見てください(^▽^)

※あくまで個人的に映画の感想を書いて楽しんでおりますので、匿名での中傷的なコメントはご遠慮下さい。

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